献本御礼
免疫関連有害事象 irAEマネジメント
膠原病科医の視点から
峯村信嘉先生
irAEは免疫チェックポイント阻害薬(ICI)に関連して生じる自己免疫性の障害であり, 出現頻度は多く, そして様々な臓器に障害を及ぼします.
このブログでもいくつか論文を紹介しています
ICIが様々な悪性腫瘍に効果が認められ, 適応も拡大され, 使用頻度もあがり,
それに伴いirAEの報告も増え, ここ数年間、夥しい数の論文が出版されています.
正直追いつかないくらいの情報量です.
この本を開いて、最初に驚いたのはその情報量でした.
実に多くの, そして最新の論文まで紹介されている.
これは今から, これからirAEに取り組む医師にとっても, 今まで対応しており, 現在の知識をアップデートしたい医師にとっても, 非常に助かります.
また, 総論から各臓器障害への対応までしっかりと, 細かく記載されており,
実臨床でもこの本を片手にirAEに立ち向かうことができます.
これからもirAEについては急速に情報が増えてくると思われますが, 是非アップデートしてほしいと思いました.