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2021年4月16日金曜日

CVやAラインの『点滴セット』の交換頻度は?

 CVPAカテーテルの管理の1つに定期的なInfusion setの交換が含まれる.

・Infusion setはカテーテルチューブ, 三方活栓, 点滴バッグ, トランスデューサーなどといった, 点滴の付属物すべて.

多くのガイドラインでは4日毎の交換

 CDCでは96h7日での交換を推奨している.

ただし, 交換には手間とその分費用もかかり交換行為自体に汚染のリスクがある.

適切な交換期間を評価した報告はまだ少なく2013年のCochraneによると, 適切な交換時期を評価した報告はまだなく, 2つの小規模RCTからは, 4日間を超えて使用しても問題はないという報告がある程度.(Cochrane Database Syst Rev 2013; 9: CD003588.)

RSVP: オーストラリアにおける他施設研究. 
 24h以上の末梢動脈(PA)カテーテル, または中心静脈(CV)カテーテル(PICCやポート留置など含む)を留置している患者で, 7日以上継続することが予測された群を対象としたOpen-label(accecer masked) RCT.

(Lancet 2021; 397: 1447–58)

・除外項目は48h以内の血流感染, 既に96h以上点滴している, ルーチンにオリジナルな患者のInfusion setを使用している例.

・補液内容はCrystalloids, 薬剤, 非脂肪性の栄養, 圧測定のための内腔を満たす液(NS, ヘパリン生食)とし,

 脂肪性栄養剤, 強心薬, 化学療法, Cyclosporin, 血液製剤の場合は, メーカーからの推奨された交換期間(主には24h以内)があるため, 除外.

・対象患者群を,
7日毎に点滴セットを交換する群 vs 4日毎に交換する群に割り付け
CRBSIリスクを比較

母集団

・CVが2221例
PAが643例

アウトカム 

CRBSI頻度


・CVADでは7日交換群で1.78%, 4日交換群で1.46%で有意差なし

・PACでは0.28%(1例) vs 0で有意差なし


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・CVやAラインの点滴セットの交換は7日毎でも感染症リスクにはならない結果.