(Lancet 2021; 397: 1459–69)
SARS-CoV-2 Immunity and Reinfection Evaluation study (SIREN)
・英国の公的病院に勤務する医療従事者を対象とした前向きCohort
12ヶ月以上フォロー可能と判断された群を対象.
この対象者では, 2-4wk毎にSARS-CoV-2 PCR検査と, 2wk毎に症状や暴露を調査された.
・2020年内にEnrollできなかった群, PCRや抗体検査結果が不十分な群, 参加後PCRを施行されなかった群は除外.
・対象群を導入時点で
抗体保有群(抗体陽性, PCR陽性の既往あり)と
非保有群(抗体陰性, PCRや抗体陽性の既往なし)に分類し,
その後のフォローにおいて, SARS-CoV-2感染リスクを比較した. (診断はPCR陽性で定義)
母集団
・30625例が対象.
51例が脱落 除外されたのが4913例
導入時に抗体陽性は8278例 陰性例は17383例.
アウトカム
・抗体保有者における再感染は155例. 7.6/100000pt-y
・抗体非保有者における感染は1704例. 57.3/100000pt-y
IRR 0.159[0.13-0.19]
・初感染〜再感染までの期間は3ヶ月〜. 中央値8-9ヶ月
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・既感染、抗体保有は再感染リスクを有意に減少させる
IRR 0.159であり, およそ84%低下させる.
ワクチンのStudyにおける結果と類似しているように思える