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2014年2月25日火曜日

眼サルコイドーシスのReview

眼サルコイドーシス Ocular Sarcoidosis

サルコイドーシスの30-60%が眼病変を伴い, 眼サルコイドーシスと呼ぶ.
 慢性の両側性肉芽腫性ぶどう膜炎を呈することが多い.
 診断は組織診断がGold-standardであるが,  眼球の生検はリスクも高く通常行われることは少ない.
 眼球以外に病変があればその部位の生検も有用であるが, 臨床所見と血液検査で診断に近づく方法が採られることも多い.
(Jpn J Ophthalmol 2007;51:121–126)(Ocular Immunology & Inflammation, 17, 160–169, 2009)

1997年日本サルコイドーシス診断クライテリア (Jpn J Ophthalmol 2007;51:121–126)
組織で診断できれば診断確定可能.
組織検査が困難 or 陰性ではTable 1の3/6でProbable.
ぶどう膜炎(+)では, Table 2の3/6で強く眼サルコイドーシスを示唆.
その際はTable 1の3/6も満たすことも重要.

生検で診断された眼サルコイドーシス67例と他のぶどう膜炎患者111例の比較(Retrospective) (Jpn J Ophthalmol 2007;51:121–126)
 他の疾患はベーチェット病が59例, VKH病が39例, 眼結核が13例.
 生検は肺が54例, 皮膚12例, リンパ節2例.
眼所見の感度, 特異度
眼所見
感度(%)
特異度(%)
Mutton-fat KP/iris nodules
52.2%
82.0%
TM nodules/tent-shaped PAS
80.6%
83.8%
Snowball vitreous opacities
68.7%
76.6%
Nodular periphlebitis
44.8%
88.3%
Multiple chorioretinal lesions
76.1%
56.8%
上記の1
100%
29.8%
上記の2
97.0%
61.3%
上記の3
65.7%
88.3%
上記の4
47.8%
98.2%
上記の5つ全て
20.9%
98.2%


眼所見の画像(Ocular Immunology & Inflammation, 17, 160–169, 2009)







眼意外の所見の感度, 特異度

所見
感度(%)
特異度(%)
ツベルクリン試験陰性
86.3%
75.8%
ACE上昇
58.3%
95.3%
Lysozyme上昇
78.9%
95.3%
γグロブリン上昇
19.2%
98.7%
胸部XPBHLあり
82.8%
96.4%
上記の1
96.8%
80.5%
上記の2
83.9%
97.7%
上記の3
61.3%
98.9%
上記の4
35.5%
100%
上記の5つ全て
8.1%
100%
International Workshop on Ocular Sarcoidosis (IWOS)による眼サルコイドーシス診断クライテリア 2009
(Ocular Immunology & Inflammation, 17, 160–169, 2009)


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