また, 発症からの時間経過により以下の様に変化することが知られている.
Stage
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ST
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T波
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PR
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Stage I
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↑
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→
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→ or ↓
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Days – 2wk
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Stage II
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正常化
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→ or ↓
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正常化
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1-3wk
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Stage III
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↓
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3wk-数週
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Stage IV
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正常化
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数週
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ただし, すべての例がこの経過をとるわけではない.
心外膜炎と急性心筋梗塞の心電図を比較したStudy
The American Journal of Medicine (2014) 127, 233-239
79例の心外膜炎, 71例の急性心筋梗塞患者のECGを解析
急性性の胸痛と, 来院時のECGでST上昇を認めた150例を対象.
その内79例が心外膜炎, 71例がAMI(RCA 43, LAD 28, 回旋枝 10)
除外項目はQ-wave MIの既往, BBB, ventricular pre-excitation syndrome, Cardiac pacing, 突然死の既往, QTの延長, 二次性心外膜炎.
心電図は2倍に拡大し, 以下の項目を評価
PR segmentの偏倚(mV), J点でのST変化(mV), QRS間隔, QT間隔
母集団の比較;
心外膜炎も35%でしか発熱は無い.
Pericaridal friction rubはやはり特異性は高いが, 感度は14%のみ.
CRPが高い心筋梗塞様の症状は心外膜炎を疑うヒントとなるかもしれない.
心外膜炎でも局所的な壁運動低下は15%で認めるし, 心嚢水は19%のみであった.
心電図所見の比較
aVRのPR上昇, ST上昇する誘導数, PR低下する誘導数が心外膜炎では有意に多い傾向.ST上昇は平均6誘導で認められる.
心筋梗塞ではST上昇が最も顕著な誘導での評価にて, QRSが他の誘導よりも延長し, QT間隔が短縮するという結果.
心筋梗塞の心電図の1例.
最もST上昇が顕著なIII誘導でのQRSは他の誘導(V6)と比較してQRSが延長している.
これらの所見を踏まえた心外膜炎診断の心電図クライテリアは
感度 85.9%, 特異度85.3%.
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Validationは無し.
そして評価がかなり細かくメンドクサイ……
覚えるのはあきらめましたが, 次疑ったらとりあえずやってみようと思います...