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2012年5月16日水曜日

経管栄養は褥瘡を悪くする!?


結構衝撃的な内容。
Arch Intern Med 2012;172:697-701 より

認知症で施設入所している患者のPropensity-matched cohort.

 ①元々褥瘡がない群で新規にStage 2以上の褥瘡が出現
 ②元々褥瘡がある群で, 褥瘡の改善度合い
上記 outcome ①,②を, 経管栄養あり vs なしで比較.

各母集団は経管栄養適応についてのPropensity scoreを作成し, Scoreが合うように割り付け.
(Cohortを疑似RCTとしてデザインしている)

結果は,,,
Outcome
PEG(+)
PEG(-)
OR
新規褥瘡発症(Stage 2以上)
35.6%
19.8%
2.27[1.95-2.65]
Stage 4の褥瘡発症


3.21[2.14-4.89]
褥瘡改善(Stage減少)
27.1%
34.6%
0.70[0.55-0.89]


PEGした方が新規褥瘡のリスクが2倍。
また、褥瘡の治癒率も低下してしまうとの結果。

結局栄養云々ではなく、
PEG必要な状態自体で褥瘡のリスクが高く、そういった患者群では栄養云々より、体交が大事ってことか。
経管栄養中に数時間体交が出来ない方が問題、と。

by 高岸

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