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2016年1月22日金曜日

STONEスコアの外部バリデーション

STONEスコアは尿路結石を予測するスコアであり,
なかなか良い予測能を誇る.

詳しくは こちらを参照

尿路結石: 診断


STONEスコア
性別
OR
Pt
人種
OR
Pt
尿中RBC
OR
Pt
女性
1
0
黒人
1
0
なし
1

男性
4.31[3.13-5.98]
2
黒人以外
6.77[3.79-12.64]
3
あり
5.61[3.96-8.04]
3
疼痛出現〜
OR
Pt
悪心, 嘔吐
OR
Pt



>24h
1
0
無し
1
0



6-24h
1.85[1.27-2.70]
1
悪心のみ
1.98[1.38-2.86]
1



<6h
6.34[4.26-9.33]
3
嘔吐のみ
5.26[3.53-7.93]
2
合計
0-13
Pt
性別, 疼痛出現からの時間, 人種, 悪心/嘔吐, 尿中RBCで評価し,
 0-5点で低リスク: 尿路結石の可能性は9.2%
 6-9点で中リスク: 尿路結石の可能性は51.3%
 10点以上で高リスク: 尿路結石の可能性は88.6%
(BMJ 2014;348:g2191)

そのSTONEスコアに外部バリデーション(追試)がされ, 発表されました.
External Validation of the STONE Score, a Clinical Prediction Rule for Ureteral Stone: An Observational Multi-institutional Study. Ann Emerg Med.
STONEスコアのExternal Validation.
尿路結石症疑いで9箇所のERを受診した845例でSTONEスコアを評価.
・最終的に尿路結石と診断されたのは331例(39%)
 高リスク群では72.7%
 中リスク群では32.2%
 低リスク群では13.5%

このStudyでは, 診察した臨床医の印象(見積もった検査前確率)も一緒に評価しているのが面白い.
そして, 大体見積もった検査前確率よりも実際の尿路結石の可能性は低い.
 大体 1/4以下と予測すると17%
 半分以下と予測すると19.1%
 半分〜3/4と予測すると37.2%
 3/4以上と予測すると54.5%

STONEスコアのカットオフ, 臨床医の印象の尿路結石に対する感度/特異度

STONEスコアは臨床医の印象よりも感度, 特異度ともに良好という結論.
 まあこれが一般的に広まれば, それが臨床医の印象に置き換わって行くのでしょうが,
 研修医はしっかり押さえておくべきスコアと言えると思います. 

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