脳出血後90日以上生存した1145例を対象とした単一施設のCohort研究.
平均36.8ヶ月フォローし, 血圧コントロールと再出血リスクを評価.
フォロー中の再出血はLobar ICH 505例中102例(20.2%), Nonlobar ICH 640例中44例(6.9%)
血圧コントロール不良(非糖尿病患者では<140/90, 糖尿病患者では<130/80を達成できないことで定義)は
Lobar ICHリスク HR 3.53[1.65-7.54]
Nonlobar ICHリスク HR 4.23[1.02-17.52]と有意なリスクとなる.
Lobar ICHリスク HR 3.53[1.65-7.54]
Nonlobar ICHリスク HR 4.23[1.02-17.52]と有意なリスクとなる.
血圧別の再出血リスク
脳出血既往患者ではそもそも脳出血再発リスクが高いため、血圧はしっかりと<140/90mmHgを目標に管理することは重要。
<140/90mmHgならばそれ以上厳しく降圧しても予防効果はあまり得られない。
大体収縮期が120台、拡張期が70−80台で管理できればよい。