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2012年6月22日金曜日

IST-3 trialをふまえたt-PAのメタアナリシス


Lancet 2012; 379: 2364–72

脳梗塞発症6時間以内のt-PAを評価した12 RCTsのメタ。
2012年5月に発表されたIST-3の結果を含む。N=7012.

発症7日目のアウトカムは,

IST-3と同じく, 発症早期では出血による死亡リスクはt-PA群で増加するという結果。


ただし, 発症7日〜フォローアップ終了までの死亡率はPlacebo群の方が高く,
最終的な死亡率は同等.
神経学的予後良好(mRS 0-2, 0-1)なのはt-PA投与群となる.


発症3時間以内か、3-6時間かで分けたのが上表。
発症3時間以内は生存+神経予後良好(mRS0-2)は有意にt-PA群で良好だが, 3-6時間での投与集団では有意差無し。しかも3-6時間群では死亡リスクも上昇する傾向(有意差は無し)


脳出血のリスクは3時間未満、3-6時間群でも4倍近くなる。


80歳以上でも3時間以内であればt-PAによる予後改善効果が期待できる。
やはり3-6時間は意味が無い.


数字のまとめ。1000人治療したら何例アウトカムが増える(減る)か。

3時間未満と3-4.5時間と4.5-6時間の3つで区切って解析してほしいなぁ。