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2021年3月9日火曜日

シクロホスファミドにより寛解導入されたANCA関連血管炎の再燃リスク因子

(Rheumatology 2021;60:1067–1079)

CYCにて寛解導入されたAAVにおける再燃リスク因子をMeta-analysisにて評価
・24 studies, N=6236例にて再燃率を評価.
 再燃率は
 1年間で12%[10-14] 
 3年間で33%[29-38]
 5年間で47%[42-52]

28 studies, N=5390例にて, 再燃リスクを評価
再燃リスク

リスク因子

HR

BaselineCr値が低値

1.80[1.30-2.50]

PR3-AAV vs MPO-AAV

1.82[1.51-2.18]

PR3-ANCA陽性

2.05[1.37-3.08]

ANCAの上昇

8.00[3.94-16.24]

肺病変

1.66[1.35-2.05]

心臓病変

2.62[1.70-4.02]

上気道病変

1.46[1.10-1.92]

消化管病変

4.72[1.41-15.78]

腎病変

0.77[0.51-1.15]

IVCYによる寛解導入 vs 経口CY

1.74[1.30-2.33]

維持療法が短期間

1.17[1.02-1.34]

MMFによる寛解維持療法 vs AZA

2.33[1.62-3.35]


・PR3-AAV(主にGPA), 腎以外の臓器障害を伴うAAV, 
 CYの投与経路(IV vs 経口)
 寛解維持療法(MMF vs AZA) は有意に再燃リスクを上昇させる因子となる