(CHEST 2017; 151(3):544-554 )より
誘因, 原因が判然としないCOPD急性増悪症例において, 肺血栓塞栓症が占める割合を評価したMeta-analysis.
これによると,
明らかな誘因のないCOPD急性増悪の16.1%[8.3-25.8]に肺塞栓症が認められる
・COPD急性増悪は呼吸苦の増悪でER受診や入院が必要となる患者群を対象.
・Studyによりばらつきはあり, 3-29%
DVTの合併頻度
・DVTの合併頻度は10%[4-19]とPEと同数か、やや少ない
血栓部位
・血栓塞栓部位は主肺動脈が1/3を占める
原因不明の急性増悪ではPEも念頭のおき, DVTの評価も考慮した方が良いかも