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2017年2月10日金曜日

急性心不全における退院時のBNP, NT-proBNPと予後

以前, 急性心不全における利尿の指標について書きました。(心不全 急性期治療における利尿薬の指標はどうする?)

BNPやNT-proBNPを指標とした場合, どの程度をカットオフとするとよいのか?
Ann Intern Medより以下のようなMetaが発表されていましたので紹介します。

急性心不全症例における, 退院時のBNP, NT-proBNPと死亡, 再入院リスクを評価したMeta-analysis
(Ann Intern Med. 2017;166:180-190.)
・患者は急性心不全で入院となり, 利尿薬で治療された患者群を対象

BNPを指標とした際のカットオフ, アウトカム

NT-proBNPを指標とした際のカットオフ, アウトカム

・BNP, NT-proBNPを退院時までに十分低下させられれば, その後の予後は良好な可能性が高い.
・BNPを指標としたStudyでは, もっとも多く用いられた閾値は
 BNP 250pg/mL, もしくは30%以上の減少.
 フォロー期間は30d~4年, 6ヶ月前後が最多
NT-proBNPも同様に30%程度の減少をカットオフとしていることが多い

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国によって入院期間も異なるでしょうし, 入院期間が比較的長期間となりがちな日本国内では, 退院までにBNP, NT-proBNPをさらに低下させてることもできるのでしょうが, とりあえずの目標として30%程度低下を早期に達成すると良さそうです.

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