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2013年12月3日火曜日

どのような急性咽頭炎が化膿性合併症をおこしやすいか?

BMJ 2013;347:f6867 
急性咽頭炎 14610名のProspective cohort。
 化膿性合併症(扁桃周囲膿瘍, 中耳炎, 副鼻腔炎, 膿痂疹, 蜂窩織炎)の頻度と, リスク因子を評価.
 患者は16歳以上, 14日未満の急性咽頭炎症状(+)の患者群.
抗生剤無し 5243名, 遅れてAbx 6269名, 抗生剤あり 2501名.

全体で化膿性合併症は1.3%. 
新規症状出現, 改善しない症例は14.2%であった.

化膿性合併症のリスク因子を評価すると,
関連する因子はEarache(重度の耳痛)と重度の扁桃炎所見の2項目.
この2つの因子でORを評価すると,
1つ満たせばOR 2.4, 2つ満たせば5.4となる.

ちなみに, Centor scoreやFeverPAINのスコアとORはこの通り
其々 4点, 4/5点と高Scoreでのみ有意にリスクとなり得るが,
それでも前述の耳痛、扁桃炎症状の方がリスク因子としては優秀.

詳細は端折るが,
新規症状の出現, 症状の改善が乏しいことを予測する因子は,
特に有用な項目は無かった(Centor, FeverPAIN含む).

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急性咽頭炎において, 重度の耳痛や重度の扁桃炎所見がある場合は要注意と言えるが, そもそも全体で化膿性合併症を来す化膿性は1.3%しかなく,
臨床的になにか対応をとるべきかどうかは不明。
そのような症例への抗生剤投与も微妙.

口頭注意程度となると思われる.

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