一部で超話題のIphoneやAndroidに接続して使用できるエコー! Butterfly IQ
https://www.butterflynetwork.com/iq
これ、ほんとに魅力的で、米国で医者をしている知り合いも個人で購入して楽しんでいる活用しているようです.
この度、コレを日本でセコセコと医者している自分が導入しようと四苦八苦する様を書いてみます.
先ずは、このデバイスの利点と問題点から簡潔にまとめてみます。
利点
・安い! 米国内で購入すると1999ドル! ちなみに日本でエコー買うとポータブルのやつで最低でも100万くらいします。それよりも安いのはあるが、いまいちです。
ちなみに、一部の国でも購入可能ですが、その場合+1000ドルの2999ドルと割高です。
・Iphone, Androidに接続して使用できる!
・性能が良さそう あくまでも印象です.
この安さだけでも導入に値します. マイエコーを持つなんて、ほんの数年前には考えられない、一部では100万で個人所有の強者もいましたが、ありえない話でした。
これでしたら、在宅診療や開業医でも十分に活用できますし、日頃から診療にエコーを取り入れないと思っている一方で、なかなか病院に買ってもらえない自分のような内科医にも良い話です。
スムーズに導入できるならば、まず買います. 僕なら.
欠点 問題点
・最大の問題点が日本で販売されていない. 輸出してくれない.
これに関連して、このデバイスを使用するためのアプリが国内のApple ID, Google ID(Android)でダウンロードできない! ← これが一番の問題点!
・デバイスを購入できて, Appをどうにかして使用する場合, Appを使用するための年間Licence料が420ドル/yかかる! Basic Planならタダですが、その場合B modeとColor dopplerのみです。
さて, この問題点に対して、どのようにアプローチするか, 解決するかを自分なりに色々やってみました(現在進行中)
実際買おうと思っている方は、IphoneやAndroidでまずはAppがDLできるかどうか試してからの方が安心です!
問題点その1:日本で販売されていない、輸出してくれない
これは、海外にいる知人、医師にお願いして送ってもらうことで解決できます.
購入はHPから購入し, それから配送.
1999ドルなので, 日本円とすると20万円越えですが, 関税はその6割に対してかかるため、課税価格<20万円、つまり関税は免除でいけます。ただし、消費税の10%がかかるため、2万円以上税金がかかることを覚悟しましょう.
米国に旅行に行く時に見計らって購入でもよいですが、帰国時の関税で引っかかれば同様の結果です(配送料は浮きますが数千円程度)
問題点その2:アプリが国内のApple IDやGoogle IDではDLできない!
これが非常に参りました. デバイスがあっても、運用するソフトがないとただの機械です.
このために、米国のApple IDを作成せねばなりません。Google Playの海外IDについては以下のHPを参照ください。これもまためんどいです。
https://ischool.co.jp/2019-07-22-how-to-install-the-app-from-google-play-abroad/#toc1
米国のApple IDを取得するのもエライめんどいです. 基本的に米国の住所、クレジットカード、電話番号があればいけますが, そんなん普通ないですよね?
というわけで, このHPの方法を使用しました。https://maenomeri.tokyo/iphone_app_overseas/
・まず, Googleで新しいメアドを作成.
・AppleのHPでそのメアドを使用して、新規IDを国を米国にして作成
この場合、電話番号登録がありますが、これは日本の番号でOKでした
またお支払い情報登録云々は無視です。メアドと電話番号を登録し、番号認証が終われば、ひとまずはID作成完了です。それで閉じる.
・Iphoneの[設定] → 一番上の顔があるところ, Apple ID → [iTunesとApp Store]をタップ
・Apple ID: ~~~~ をタップし、サインアウトする
・上記で作成した米国のApple IDでサインインする
・Appストアを開いて, しばらく待つと米国のAppストアになる
もし変わらなければ右上の人のマークをタップすると変わるかも
・検索で「Butterfly IQ」を探してインストール!
・この際, 「まだこのIDは承認されてないよ」とかでるので、そこからConfirmationする。
・この時、支払い情報のところに、「None」とでるので、そこをタップすると、カード無しで登録できる。
・住所は適当。知り合いか、もしくは現地のAppleストアの住所か
・電話番号の登録が必要であるが、これが米国の番号しかダメ.
これは、アプリのTextPlus、またはNextPlusで解決.
参考: https://ameblo.jp/wasted169/entry-12606406009.html
上記で登録した住所と同じ地域で番号を作成するとよいかもしれない.
このアプリでは米国の電話番号が無料で作成できる. SMSも受信できるため, 最初にApple IDを作成するところで使用しても良かったかもしれない.
一部地域では対応していない(例 ハワイ)
・これでOK, アプリがDLできる! ← できた!
問題点その3:Licence契約の延長や変更がApp内課金だと困る!(未確認)
この米国のIDによりAppはDLできた. これでデバイスがあれば使用はできるはず.
しかしながら, このIDには支払い情報が登録されておらず, また登録したくてもできない!(米国のクレジットカード, 請求先住所がないので)
デバイスを購入する際に1年間のライセンスも同時購入できるため, 最初の1年間は問題ないが, その後は保証できないのが怖いところ.
そこで調べると, どうやらHPからライセンスの変更や再購入ができるとのこと。
ということは米国のApple IDで支払い情報がなくても継続はできそう!
問題点その4: Licence契約、高くない?
高いです。年間4.5万円って、なかなかきつい。無料のBasicではB-modeとColor-dopplerのみとやや物足りない.
グループ契約で年間1200ドルで5ライセンスOK というプランがあります.
5人集まれば、一人当たり240ドルです!
だれか! だれか一緒にやりませんか? 3人集まればOKですので。
興味ある人はFBか、Twitterからメッセください!(先ずはPro契約でやるので、グループでやるとしても, 次年度からかな。)
と, いい感じで進みましたが, その後 また悪夢がまっているのでした...
その2に続く.