RA-SCORE trial: MTXを使用しても効果不十分のRA患者で, bDMARD未使用, MRIにて骨病変を認める185例を対象としたDB-RCT.
(Ann Rheum Dis 2016;75:170–177.)
・リツキシマブ 500mgを2wk毎に2回投与群
リツキシマブ 1000mgを2wk毎に2回投与群
プラセボを2wk毎に2回投与群に割り付け, 24wk後, 52wk後のMRI所見を比較.
・患者はMTXを継続投与し, PSLは≤10mg/日とする
患者群のデータ
アウトカム:
・RAMPRIS骨融解スコア, 滑膜炎スコア, 骨炎スコアはリツキシマブ投与群で有意に変化が少ない〜改善を認める.
MRIによる炎症所見の比較
MRI所見も有意にリツキシマブ投与群で増悪がない〜改善傾向を示す.
アウトカムのまとめ
・52wk後のACR20はプラセボ群で28.6%
リツキシマブ群では67.7-68.3%と良好.
2回のみの投与で1年間の効果が見込めるならばとてもやりやすい印象.
費用も500mgならば2回で40-50万円。今後ゾロがでてくるので、さらに安くなる.
抗TNF-α阻害薬を継続で使用するよりもTotalでお安くなる可能性が高い.