(JAMA Intern Med. 2021;181(2):179-185. doi:10.1001/jamainternmed.2020.6084 )
TTB: time to benefitは, どの期間使用して, どの程度の効果が見込めるかという指標.
50-75歳の患者群に対するスタチン投与のTTB(time to benefit)を評価したMeta-analysis
・Primary preventionにおけるスタチンの8 RCTsを評価.
・N=65383, 男性66.3%
平均年齢は55-69歳で, 平均フォロー期間は2-6年
アウトカム
・スタチンは, 2.5年間使用すると, 100人に1人のMACE減少(ARR 0.010)が期待できる
・1.3年間[1.0-1.7]の使用で100人に1人(ARR 0.005).
・0.8年間[0.5-1.0]の使用で500人に1人減少(ARR 0.002).
--------------------------
さらに表からみると, 5~7年間で3-4/100 といったところ.
この数値をどう捉えるかというのは答えは一つではないと思う.
患者さんの余命やら、他のリスクやら考えないといけないけど, 一つの指標として.