急性期医療 926部署(ICUが40.3%)において,Baseline 3ヶ月, 予防プログラム介入 2ヶ月, その後の12ヶ月間に発症したカテーテル関連UTIの頻度を比較
(N Engl J Med 2016;374:2111-9.)
・介入は,
カテーテルの必要性を毎日確認し, 不要ならば抜去
留置カテーテルは極力避ける
留置時の無菌操作の徹底
各部署毎のUTI発症率をフィードバック
カテーテルの扱い方の知識をアップデート など
アウトカム: カテーテル由来UTI頻度の変化
・全体でみると, 介入前後でのカテーテル由来UTIの頻度は2.40 → 2.05/1000cahteter-days, IRR 0.86[0.76-0.96]と有意に低下.
・低下は特に非ICUで認められる(2.28 → 1.54). ICUでは変化なし
カテーテル使用頻度の変化
・非ICUでは, 使用頻度は19.8%→18.2%と有意に低下
・ICUでは有意差はないが, Rural hospitalのICUなどでは低下あり
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尿カテに関わらず, CVでもこのようなアプローチは重要です.
人工呼吸器管理において, 抜管を考えるのは挿管した時である
CVやAラインは留置する時に抜去することを考える
尿カテーテルも同様. 留置する時には抜去することを考えることが重要と個人的に思います.
薬もそうですね. 薬剤を始める時は同時に中止することを考える.
これはとても大事な考え方です. 研修医にも口を酸っぱくして言いますが,
大体忘れるんですよね.