CDI(下痢+CD PCR陽性)の既往がある患者で, 再度抗生剤投与を行った患者群を後ろ向きに解析
(Clinical Infectious Diseases® 2016;63(5):651–3)
・予防的VCM経口投与施行群と否施行群におけるCDI再発リスク(抗生剤投与後4wk以内の下痢+PCR陽性)を比較した
・妊婦, VCMアレルギー, メトロニダゾール使用群, IBD, 憩室炎, 憩室症, 細菌性消化管感染症は除外.
上記を満たす 203例中, 経口VCM予防投与は71例(投与量は125mg もしくは250mg bidを抗生剤投与期間+1週間以内使用)
両患者群のデータ.
・予防投与群は有意にカルバペネム, 制酸剤使用例が多い.
・予防投与期間は抗生剤終了後 +0.8日[0-6]
アウトカム
・CDI再発は予防投与群で4.2%, コントロール群で26.6%
OR 0.12[0.04-0.4]と有意にリスクが低下.
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後ろ向き解析とはいえ, この結果は個人的にインパクトが大きい.
これを切っ掛けとして前向きStudyが始まる可能性もあるだろうとおもう.
期待!