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2016年9月23日金曜日

抗生剤の持続投与 vs 間欠投与の比較: メタアナリシス

以前,

ICUにおける抗生剤の持続静注

で抗生剤の持続投与群 vs 間欠投与群を比較したRCTを紹介した.

さらに以下のRCTが2016年に発表されている
 2016 Jan 11. [Epub ahead of print]
Beta-Lactam Infusion in Severe Sepsis (BLISS): a prospective, two-centre, open-labelled randomised controlled trial of continuous versus intermittent beta-lactam infusion in critically ill patients with severe sepsis.

残念ながら読めない...

この3つのRCTをMeta-analysisで解析した論文
(Am J Respir Crit Care Med Vol 194, Iss 6, pp 681–691, Sep 15, 2016)

重症敗血症患者のICU管理において, βラクタム系抗生剤の持続投与 vs 間欠投与を比較した3 RCTs (N=632)を対象にMeta-analysisを施行.
・持続注射は24時間継続で定義
・間欠投与は1回あたり30分以下の時間で投与する
・30日死亡リスク, ICU死亡リスク, ICU滞在期間, 臨床的改善(抗生剤終了後7-14日後の症状消失で定義)を比較.

母集団データ

アウトカム
・30日死亡リスクは持続投与群で低下する結果

・ICU滞在期間は有意差なし
・臨床的改善も有意はないが, 持続投与群でやや良好?

サブ解析

APACHE II≥22, RRT使用ない患者群では, 持続投与で臨床的改善が増加.
・PIPC/TAZ使用や培養陰性では持続投与により30日死亡リスクの低下, 臨床的改善の増加が見込める

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未だ持続投与 vs 間欠投与論争に夜明けは見えそうもありませんね.

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