ブログ内検索

2016年5月2日月曜日

突発性難聴に隠れているかもしれない疾患

突発性難聴と診断され, 頭部MRIを施行された291例を評価した後ろ向きコホート研究
(Medicine 95(17):e3557)
平均年齢は45.7歳(11-81), 女性が153, 男性が138例
・全例で神経学的所見が評価されており,
・MRIは発症後10日以内に評価されてい(1例のみDay 18)


MRIにて突発性難聴に関連する異常が検出されたのは13例(4.5%)
・Vestibular Schwannoma(前庭神経鞘腫)が9例と最も多い
 他は迷路内鞘腫, 迷路内出血など.

前庭神経鞘腫 9例
・大きさは1.5cm未満が6例と多い
・評価するとしても, 脳幹部をThin sliceでチェックする必要がある