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2016年3月26日土曜日

症候性内頸動脈狭窄に対する内膜切除 vs ステント術のMeta, 年齢別の評価

症候性内頸動脈狭窄に対しては, 早期の頸動脈内膜切除術(CEA)か、ステント術(CAS)が推奨される.

 症候性では, CEAの方が周術期における脳卒中リスクはCASよりも低く, その後の長期的な狭窄リスクや脳卒中合併リスクは変わらないという結果のRCTが多い
 無症候性の狭窄では両者で合併症に有意差は認めなかった報告が最近でている
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Lancet 2016; 387: 1305–11 より, 症候性の内頸動脈狭窄に対するCASとCEAを比較した4つのRCTsのMeta-analysisが発表.
 このMetaでは, 年齢別にアウトカムを評価している.
CAS vs CEAのMeta-analysis
・症候性の内頸動脈狭窄患者に対するCAS vs CEAの予後を比較したRCTsのMeta.
・アウトカム脳卒中と死亡リスクで, 5歳刻みで年齢別に評価.
・周術期死亡を割り付け〜120日後とし, 周術期とその後の長期フォローでのアウトカムを評価した
・4 trials, N= 4754例, 平均フォロー期間 2.7年間
 (EVA-3S, SPACE, ICSS, CREST.)

年齢別のアウトカム頻度(脳卒中, 死亡)
・CEAはどの年代も同じようなリスク
・CASでは<64歳の群でリスクが低い印象.

CAS vs CEAにおけるアウトカムの比較
・周術期(割り付け〜120日)では, ≥70歳の群でのみ, CAS群で有意に脳卒中, 死亡リスクが上昇する結果.
・その後のフォローでは年齢にかかわらず, 両者で有意差はない

60歳を基準とした時の各年齢におけるアウトカムリスク
・CASでは高齢者ほどアウトカムリスクも上昇する

年齢別のCEA vs CASのHR
>70歳ではCEAの方が良いと言える.
・<60歳ではCASの方が良いかもしれないが, 有意差はない.
・60-70歳はグレーゾーン.

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