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2015年6月26日金曜日

好中球減少症+市中菌血症患者の特徴

台湾からの報告
好中球減少症 + 市中菌血症患者 116例と
非好中球減少症 + 市中菌血症患者 232例を比較したCase-control study.
(American Journal of Emergency Medicine 33 (2015) 907–912)

データの比較
好中球減少+市中菌血症患者の感染のフォーカスは
呼吸器が1/3、フォーカス無し(菌血症のみ)が1/3、それ以外は血管カテーテル感染が多い。
非好中球減少群では尿路感染症、腹腔内感染症の頻度が高い。

原因菌の比較
好中球減少+市中菌血症では緑膿菌が23.4% vs 2.9%と有意に多い.
 反対に大腸菌, ブドウ球菌, 腸球菌は少ない

緑膿菌感染のリスクに関わる因子は
 好中球減少 OR 7.48[3.20-17.47]
 男性 OR 2.22[0.98-5.03]
 肝硬変の合併 OR 0.32[0.14-0.74] となる

重症度, 予後の比較
当然好中球減少症+市中菌血症では重症例が多く、死亡率も高い。
28日死亡率は32.8%となる。

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