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2012年9月25日火曜日

COPDの安定期の治療; GOLD guideline 2011より

GOLD guideline 2011より, 安定期のCOPDの治療薬選択について.

以前は呼吸機能検査の1秒率により治療薬選択をしていたが, 2011年Guidelineでは, それ以外に自覚症状(mMRC, CAT), 急性増悪頻度で(A)-(D)に分類し, その群毎に推奨治療を規定している.

GOLD 1; FEV1 80%,
GOLD 2; FEV1 50-80%
GOLD 3; FEV1 30-50%
GOLD 4; FEV1 <30%
Group
呼吸機能
急性増悪/
mMRC
CAT
A
GOLD 1-2
≤1/
0-1
<10
B
GOLD 1-2
≤1/
≥2
≥10
C
GOLD 3-4
≥2/
0-1
<10
D
GOLD 3-4
≥2/
≥2
≥10



各群の推奨治療
Group
1st choice
2nd choice
追加治療
A
短期作用型 抗コリン吸入
もしくは
短期作用型 β2刺激薬吸入
長期作用型 抗コリン吸入
もしくは
長期作用型 β2刺激薬吸入
もしくは
短期作用 抗コリン + β2
テオフィリン
B
長期作用型 抗コリン吸入
もしくは
長期作用型 β2刺激薬吸入
長期作用型 抗コリン吸入

長期作用型 β2刺激薬吸入
短期作用型 抗コリン吸入
もしくは/
短期作用型 β2刺激薬吸入
C
ICS+長期作用型β2
もしくは
長期作用型抗コリン薬
長期作用型 抗コリン吸入

長期作用型 β2刺激薬吸入
PDE-4阻害薬
短期作用型 抗コリン吸入
もしくは/
短期作用型 β2刺激薬吸入
テオフィリン
D
ICS+長期作用型β2
もしくは
長期作用型抗コリン薬
ICS+長期作用型抗コリン
ICS+
長期作用型β2+抗コリン
ICS+
長期作用型β2+PDE-4阻害薬
長期作用型抗コリン+長期作用型β2
長期作用型抗コリン+PDE-4阻害薬
カルボシステイン
短期作用型 抗コリン吸入
もしくは/
短期作用型 β2刺激薬吸入
テオフィリン



自覚症状の評価; CAT, mMRC
CAT; COPD Assessment Test; 8項目を0-5点で評価. 0-40点

点数

咳はしたことがない
0 1 2 3 4 5
常に咳をしている
喀痰は全くない
0 1 2 3 4 5
喀痰が非常に多い
胸部の苦しさは無い
0 1 2 3 4 5
非常に胸が苦しい
階段を上っても大丈夫
0 1 2 3 4 5
階段を上がると苦しい
特にADLの障害は無い
0 1 2 3 4 5
ADLが酷く障害されている
呼吸の状態に関わらず, 外出できる
0 1 2 3 4 5
呼吸の性で外出ができない
しっかりと睡眠がとれている
0 1 2 3 4 5
睡眠がとれていない
エネルギーに満ちあふれている
0 1 2 3 4 5
エネルギーが枯渇している



mMRC; modified Medical Research Council
Grade

0
負荷のかかる運動のときのみに呼吸苦がある
1
高所へ上る時や平面を急ぐ時に呼吸苦がある
2
呼吸苦で同世代の人よりもゆっくりしか動けない
3
数分の歩行で息切れして休んでしまう
4
呼吸苦で家から出れない. 着替えでも呼吸苦がある


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