(Clin Infect Dis. 2020 Aug 22;71(5):1320-1323.)より
潜在性結核で治療した症例8472例を解析.
・その大半がHIV陰性例(3例のみ陽性)
・治療はINH 9ヶ月が46%, RFP 4ヶ月が43%であった.
・潜在性結核治療中~治療後に活動性結核を発症したのは24例(0.28%). 10例が治療中の発症, 14例が治療後の発症であった.
・治療開始後1年以内が131[65-234]/10万人年
その後は25[13-42]/10万人年の頻度.
12.5年間の発症リスクは4[2-7]/1000
INHとRFPレジメでリスクは変わらず
・また, 治療後の発症でも薬剤耐性には影響はなかった
・治療中の発症例では, より培養陽性例が少なく(30% vs 71%),
肺病変が少ない結果(20% vs 57%)
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短いのですが、興味深いデータだったので紹介