(Rheumatology (Oxford). 2020 Dec 1;59(12):3807-3816.)
HCQ網膜症のリスク因子
・HCQ網膜症を認めた23例とControl群547例を比較し, HCQ網膜症のリスク因子を評価したCase-control study
多変量解析の結果, リスクとなるのは
・腎機能障害
・HCQ内服期間が長期間
・総投与量
・人種(Sub-Saharan Africa, West Indies)
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網膜症群では, 投与開始後10年以上経過している症例が大半であり, 総投与量も1000gを超える.
長期間投与し, 問題ないから安心というわけではなく, 長期間使用しているからこそ注意すべき病態と考えた方が良い.
腎機能低下があれば尚更. 高齢者とかも.