ブログ内検索

2013年11月29日金曜日

褐色細胞腫 尿中メタネフリンのCutoffと感度、特異度

Endocrine Journal 2012, 59 (9), 831-838
韓国のSamsung Medical Centerにおける815名の尿中メタネフリン値の評価 (103名が褐色細胞腫)
 24h蓄尿における, Fractionated metanephrineを評価.

患者群は以下の通り
尿中メタネフリン量のデータ

男女別のカットオフ値と感度, 特異度(上)
統一カットオフ値による感度, 特異度(下)

尿中メタネフリン、ノルメタネフリン両方で評価する方が感度は良好.
どちらか引っかかれば特異度は9割を超える.

また, 数値は女性の方が低くなる傾向があり, カットオフ値は性別で分けるべきという結果であった.


ちなみに褐色細胞腫の尿中、血清カテコラミン、メタネフリンに関しては
JAMA 2002;287:1427-34 にこのようなデータがある.
(左が遺伝性, 右が孤発性に対する感度, 特異度)
項目
Sn(%)
Sp(%)
Sn(%)
Sp(%)
Plasma
Free メタネフリン
97%
96%
99%
82%
カテコラミン
69%
89%
92%
72%
Urine
Fractinated メタネフリン
96%
82%
97%
45%
カテコラミン
79%
96%
91%
75%
Total メタネフリン
60%
97%
88%
89%
VMA
46%
99%
77%
86%


カットオフ値は
Plasma(nmol/L)
Cut off
Urne(µmol/d)
女性
男性
Free メタネフリン
Fractionated メタネフリン
 ノルメタネフリン
0.6
 ノルメタネフリン
1.7
3.0
 メタネフリン
0.3
 メタネフリン
0.7
1.2
カテコラミン
カテコラミン
 ノルエピネフリン
2.9
 ノルエピネフリン
0.5
 エピネフリン
0.5
 エピネフリン
0.1


Total メタネフリン
6


VMA
40


国内ではmg/d, µg/dが使用される一方, 海外ではmol単位がよく使用されており,
これも海外文献を漁る上で面倒と思ってしまう1要因。
そこで, ここでは単位変換式も示しておこうと思う.

単位変換; カテコラミン



エピネフリン
pg/mL
5.454 pmol/L
尿エピネフリン
µg/24h
5.454 nmol/d
随時尿エピネフリン
µg/g cre
0.617 µmol/mol cre
ノルエピネフリン
pg/mL
5.914 pmol/L
尿ノルエピネフリン
µg/24h
5.914 nmol/d
随時尿ノルエピネフリン
µg/g cre
0.669 µmol/mol cre
ドパミン
pg/mL
6.524 pmol/L
尿ドパミン
µg/24h
6.524 nmol/d
随時尿ドパミン
µg/g cre
0.738 µmol/mol cre

単位変換; メタネフリン



メタネフリン
pg/mL
5.07 pmol/L
尿メタネフリン
µg/24h
5.07 nmol/d
随時尿メタネフリン
µg/g cre
0.574 nmol/mmol cre
ノルメタネフリン
pg/mL
5.46 pmol/L
尿ノルメタネフリン
µg/24h
5.46 nmol/d
随時尿ノルメタネフリン
µg/g cre
0.617 nmol/mmol cre
Total
pg/mL
5.26 pmol/L
尿Total
µg/24h
5.26 nmol/d
随時尿Total
µg/g cre
0.595 nmol/mmol cre

0 件のコメント:

コメントを投稿