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2013年11月26日火曜日

尿中Alb-Cre比のバラツキ

Am J Kidney Dis. 62(6):1095-1101.
安定したCKD患者157名において, 連日, 朝9時にSpot尿を評価し, ACRを計算.
また, 24h蓄尿も平行して行い, 尿中Alb値を測定
 患者群のデータ
 患者群の平均尿中Alb値は226[2.5-14000]mg/d
 初日と2日目のACR値のプロット. 大体一致しているように見える

アルブミン尿の分類と, 24hアルブミン尿をCutoffとした時のACRの分布.
アルブミン尿
24hアルブミン尿
基礎ACR
1回再検査
2回再検査
3回再検査
正常; <30mg/d
~30mg/d
27
0-150(467%)
0-133(400%)
0-124(367%)
微量Alb尿; 30-300mg/d
~100mg/d
88
0-239(170%)
0-212(140%)
0-212(140%)
Alb尿; >300mg/d
~300mg/d
265
44-486(83%)
71-460(73%)
80-451(70%)

~1000mg/d
884
389-1379(56%)
460-1308(48%)
486-1291(46%)
ネフローゼ; >3000mg/d
~3000mg/d
2652
1397-3916(48%)
1565-3739(41%)
1627-3677(38%)
ACRの単位はmg/d, ()内は基礎ACRとの変動率(%).

例えば, 微量アルブミン尿をチェックする場合
ACRは0-239mg/gの範囲で変化する可能性があり, 例え<30mg/gだとしても否定が難しいということ. ACRが<300mg/gでも顕性Alb尿かもしれないということを示唆.

また, ACRでフォローしていても, 微量アルブミン尿群では, 400%以内の変化では増悪していると判断できない. それ以上の変化があれば増悪, 改善していると判断する。

ACR測定を繰り返せば, より精度は上がるが, それでもバラツキは大きい.
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このくらいの範囲でバラツキがあるという点は覚えておく必要がある.
腎不全の評価ではやはり1度は蓄尿はすべきであろうと思うが, やはり行うのは大変なのでどうしてもACR,PCRに頼ってしまうなぁ...

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