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2013年9月11日水曜日

強皮症による腸管蠕動障害に対するオクトレオチド


J Clin Rheumatol 2007;13: 119–123
腸管蠕動促進薬でも効果不十分な強皮症患者7名に対して, Octreotide 0.1mg SC 2回/d, もしくはLAR(long-acting-release) 20mg/moを投与し, 症状の変化を評価.
 ★国内にはサンドスタチンLAR筋注用 10-30mg製剤あり. (20mgで21.5万円で, 強皮症には適応無し...)

患者は間欠的腹痛, 悪心, 嘔吐, 腹部膨満感, 排便障害(>4回の下痢 or 2日に1回の便秘)を有する患者群.
症状をScore化し, 薬剤開始前後で比較.

 Scoreは, 腹痛, 悪心, 嘔吐, 腹満感, 排便障害の5項目を,
 0: 症状無し, 1: 軽度, 2: 中等度(日常生活は保たれる), 3: 重度(日常生活が障害)で評価. 0-15点で評価する.

アウトカム;
薬剤開始後の症状の変化.
どの患者も開始後1ヶ月で著明に症状は緩和されている.
効果は6ヶ月後も継続している.


1週間あたりの排便回数の変化
大体5回/wkに収束している印象.

強皮症の末期の患者さんでは腸管の障害がかなりネック。
食事も食べられず, 弱ってゆくパターンが多く, また有効な薬剤も無く苦慮する点ですが,
オクトレオチドは症状緩和に良い治療となる可能性がある. 今後のRCTに期待です。

現時点で試すかというと、、、試したいのは山々ですが、
なんといっても月20万円かかる点と、保険適応が無いのが非常に残念なところ。。。

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