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2013年1月4日金曜日

急性の上部消化管出血に対する輸血閾値

急性の上部消化管出血に対する輸血閾値はHb<7.0g/dLで

N Engl J Med 2013;368:11-21.
急性の重症上部消化管出血 921名のDB−RCT.
Hb<7g/dLで輸血, 目標は7-9g/dL vs Hb<9g/dLで輸血, 目標は9-11g/dL群に割り付け, 比較.
割り付けは肝硬変の有無別に行われた.

止血は内視鏡にて施行.
 潰瘍(+)例ではomeprazole 80mg IV → 80mg/10hで72h継続.
 門脈圧亢進(疑い)例ではSomatostatin 250µg/h + CTRX or FQ 5d
 食道静脈瘤出血例ではEVL, 硬化療法にて止血.

母集団;
 潰瘍からの出血が約半数. 食道静脈瘤によるものは23-4%を占める.

アウトカム;
 輸血が必要なかった例は, Hb<7の群(Restrictive)で51%, Hb<9の群(Liberal)で15%.
 45日死亡率は有意にRestrictive群の方が少ないという結果.
 ARR 4%, NNT 25.

再出血リスクも有意に少なく, 上部の急性出血の場合は輸血閾値はHb<7g/dLとする方が良いと示された.

まぁ、いつもそうしてるけどね。

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