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2013年1月29日火曜日

敗血症性ショックへのステロイドは持続注射で

敗血症性ショックに対するステロイドについては以下を参照。
敗血症性ショックとステロイド

SSCG 2012では敗血症性ショックの際のステロイドは補液、昇圧剤で反応のない低血圧を伴う症例で推奨されており、Hydrocortisone 200mg/dを持続注射で投与することを推奨している.

持続投与の根拠は?


Intensive Care Med (2007) 33:730–733
16名のSeptic shock患者のProspective studyにおいて,
Hydrocortisone 200mg/dの持続投与と, 50mg 6hrの間欠投与双方を行い, 血糖の変化を評価.


左図; カロリー量, インスリン量と血糖の変化.
 Bolusすると徐々に血糖が上昇し, Bokus後6hrで血糖が最大となる.
 一方, 持続投与ではその血糖変動は無く,
 安定した値で一定する傾向がある.

右図; 各患者における持続投与時の血糖とBolus投与時の血糖の比較.
 どの患者でもBolus投与すると血糖は上昇する傾向にある.

同じ1日量を投与するならば、持続投与の方が血糖が安定し易い利点がある.
特にICU管理でインスリンも使用する状況ならば安定していた方がやり易く、低血糖リスクも低くなると思う。