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2019年11月6日水曜日

インフルワクチン: 皮下注, 筋注, 高用量, 通常用量の比較 from 日本

インフルエンザワクチンは添付文章上は皮下注射であるものの,
筋注をした方が効果は変わらず, 局所の副反応が少ない

参考: インフルワクチンは皮下注より筋注で

日本国内より, 4価のインフルエンザワクチンを
・高用量 筋注
・高用量 皮下注
・通常用量 皮下注 群で比較したPhase I/II trialが出ていましたので紹介します

Hum Vaccin Immunother. 2019 Oct 21. doi: 10.1080/21645515.2019.1677437. [Epub ahead of print]
Immunogenicity and safety of high-dose quadrivalent influenza vaccine in Japanese adults ≥65 years of age: a randomized controlled clinical trial.

≥65歳の日本人を対象としたDB-RCT.
・4価高用量ワクチン筋注群 vs 皮下注射群 vs 4価通常用量ワクチン皮下注射群に割り付け1ヶ月後の赤血球凝集阻止(HI)抗体価を評価
IIV4-HDでは1株あたり60µgHAが含有
 IIV4-SDでは1株あたり15µg含有(通常のワクチン)


アウトカム: ワクチン後の赤血球凝集阻止抗体価
SD群よりもHD群でより抗体価上昇は良好
・皮下注射, 筋注で差はない

副反応の頻度

・投与部の疼痛は3者で差はないが,
 投与部の発赤や腫脹, 硬結はHD群では筋注の方が少ない.
 SD皮下注射とHD筋注群はほぼ同じか, 若干HD筋注群で少ない傾向

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・筋注でも効果は特に変わらない.
・筋注では皮下注よりも局所の反応は少ない傾向がある.
・4倍量の高用量ワクチンはより抗体産生効果が良好

今年も私自身+子供は筋注しました.
やっぱり腫れは少なくなったと思います.