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2019年4月21日日曜日

簡易血糖測定器による髄液糖の評価 + α

以前, 尿検査試験紙による髄液や腹水の評価について記載した
参考 http://hospitalist-gim.blogspot.com/2014/10/blog-post_17.html

簡易血糖測定器による髄液糖の評価はどんなんだろうか, と長らく疑問に思っていたところ, 2019年2月に論文がでていることを教えていただいた.

血糖測定(Glucometer)による髄液糖の評価

(Eur J Emerg Med. 2019 Feb;26(1):41-46.)
・172例の髄液を前向きに評価. このうち細菌性髄膜炎は17(9.9%)

初期の髄液検査結果
・乳酸はやはりよい(今回のエントリーには関係ない)

Glucometerと中央検査室検査による髄液糖/血糖比の差

・ばらつきはあるものの<0.5となる例ではばらつきは少ない

簡易血糖測定器と中央検査室検査における髄液糖, 髄液糖/血糖比のカットオフと

細菌性髄膜炎に対する感度, 特異度
・感度, 特異度ともにほぼ同等といえる



+αの部分
この論文の検索中に2017年に尿検査試験紙法の髄液細胞増多に対するMetaがでてました

髄液における尿検査試験紙法(白血球エステラーゼ)の診断能を評価したMeta-analysis
(Trop Med Int Health. 2017 Sep;22(9):1072-1080. )
・13 trials, N=2235での評価
・細胞数増多を≥10 WBC/µL ,またはCSF培養陽性としたとき
 尿検査試験紙法(+以上で陽性, -で陰性と判断)
 CSFの細胞数増多に対する感度は92%[84-96], 特異度98%[94-99]

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今の環境は検査でこまることはありませんが, 
その前の環境では夜間は髄液検査できません + 日中でも数時間かかるという感じでした.

あくまでも緊急避難てきな方法と捉えておきたいですが, 知っておくとどこかで役にたつかもしれません.

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