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2019年3月25日月曜日

セフェピム脳症のReview

セフェピム(マキシピーム®)は中枢神経障害を呈する抗菌薬として,  総合診療科の中ではある程度有名.
同じくメトロニダゾールも (個人の感想です)

参考として数年前に書いたエントリーも参照

抗生剤による痙攣/てんかん発作


症例:
慢性腎不全(Cr 3-4), 難治性肺炎にてマキシピームを3日前に開始されていた高齢患者.
朝の回診にて意識障害, 舌根沈下を認めているのを発見し, 対応.

意識障害の原因ははっきりせず. いわゆるAIUEO TIPSにも引っかからず,
3日前より開始されていたセフェピムの影響を考慮した.

2017年に症例Reviewが発表されていたため, その論文にて復習.

(Open Forum Infect Dis. 2017 Oct 10;4(4):ofx170. )
Cefepimeの神経毒性を198例の成人例をReview

・平均年齢は67.
・87%が腎障害合併患者, ESRD29%
投与量は4g/24h
 腎機能に応じた推奨量を超えて投与していたCase50
 半数は腎障害に応じた投与量
・投与開始~発症までは5±4日間

症状は意識障害が80%

・ミオクローヌスは40%, NCSE31%, 痙攣11%

もう一つ, 同時期発表のReviewより, セフェピム脳症の臨床像のまとめ
(Critical Care (2017) 21:276 )
・これによると投薬開始後4日程度で発症.
 薬剤中止後2日程度で改善を認める経過となる.

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