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2016年7月7日木曜日

軽症脳梗塞, TIAの二次予防としてのチカグレロル(ブリリンタ®)

新しい抗血小板薬であるチカグレロル(ブリリンタ錠®)がもうそろそろ承認されるかもしれません. そんななか, NEJMよりSOCRATES trialが発表されました.
(N Engl J Med 2016;375:35-43.)

SOCRATES trial: t-PA治療の適応とならない, 心原性梗塞以外の軽症脳梗塞とTIA症例 13199例を対象としたDB-RCT.
・発症24時間以内にTicagrelor群 vs Aspirin群に割り付け, 90日間継続し, 再発リスクを比較した.
 Ticagrelorは初回180mg, 以後90mg bid
 Aspirinは初回300mg, 以後100mg/d
・軽症脳梗塞はNIHSS ≤5で定義
 TIAはABCD2スコア ≥4を満たす群. また症候性の頭蓋内, 頭蓋外血管狭窄も含まれる.

母集団データ
アウトカム
・脳卒中, MI, 死亡全体では, Ticagrelor群で低下傾向にあるが有意差なし
・脳梗塞は有意にTicagrelor群でリスク低下(NNT 143)
・Major bleedingは両者で有意差なし


Sub解析では, >75歳ではTicagrelorの利点はあまりないかもしれない.


3 件のコメント:

  1. 脳梗塞の低下は有意なんでしょうか?まず、95%信頼区間が 1を含んでいますよね。また、table 2では、注釈に The P value was considered nonsignificantって書いてますよね。

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    1. 本当ですね。ご指摘ありがとうございます。
      勉強不足でした。今後も精進します。

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    2. 御返事いただきありがとうございます。拙ブログで紹介したことのある論文なので、私が間違えて伝えてしまったと思い、質問させて頂いた次第です。
      いつもブログを楽しみに読んでおります。今後ともよろしくお願いいたします。

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