ブログ内検索

2016年7月28日木曜日

イナビル1回投与によるインフルエンザ発症予防

インフルエンザ患者暴露後に内服することで, 発症率を有意に減少させることが可能.
・ただし, ルーチンの使用はオススメしない.
 医療関係者や発症すると重症する可能性がある患者(慢性呼吸器疾患や心疾患, 代謝疾患, 免疫不全患者など), 介護者に限るべきである.

・予防投与はタミフルを3-10日間使用する方法が一般的

Laninamivir(イナビル®) 1回投与も有用.
インフルエンザ発症48時間以内の患者と接触歴がある家族を以下の3群に割り付け, 発症リスクを比較したDB-RCT
(Clinical Infectious Diseases® 2016;63(3):330–7)
・Laninamivir 40mgを1回投与
・Laninamivir 20mg/dを2日間使用
・プラセボ群

・アウトカムは10日以内のインフルエンザ発症(検査陽性, >37.5度の発熱, 2つ以上の症状)
・ステロイドや免疫抑制剤使用患者は除外
 4wk以内にNeuraminidase阻害薬使用している患者も除外
 妊婦, 授乳婦, Study中に妊娠希望している女性も除外

対象者は最初とDay 3,11に鼻咽喉スワブを採取される
・経過中に発熱や感染症状を認めた場合は受診するように指導され,その際 鼻咽喉スワブを採取
・スワブはインフルエンザPCRで評価する.
・経過中にインフルエンザと診断された場合は治療をうけて, 予防投与は終了
・発熱と症状の重症度を2日毎に評価する.
 重症度は0-3で評価(0: なし, 1:軽度, 2:中等度, 3:重度)

母集団と、感染患者のデータ

アウトカム
・臨床的インフルエンザ: インフルエンザ陽性で, >37.5度の発熱, 中等度以上の症状が2つ以上認める場合で定義.
・症候性インフルエンザは上記で症状が1つ以上で定義.
・無症候性はインフルエンザ陽性のみ.
臨床的インフルエンザ, 症候性インフルエンザは有意に予防投与群で減少.
投与方法は40mg 1回投与、20mg 2日間投与で同等.

無症候性インフルエンザは有意差なし。

サブ解析

0 件のコメント:

コメントを投稿