これに記載されている N Engl J Med. 2006 Jun 15;354(24):2564-75.によるConservative protocolが今の推奨であるが、それをもっと簡便化したFACTT Liteというものがある
FACTTはFluid and Catheter Treatment Trialの略
FACTT Lite Crit Care Med. 2015 Feb;43(2):288-295.
CVP
(推奨指標) |
PAOP
(Optional) |
MAP≥60mmHg, 昇圧剤が12h以上off
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尿量<0.5mL/kg/h
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尿量≥0.5mL/kg/h
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>8
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>12
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フロセミド投与, 1h後再評価
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フロセミド投与, 4h後再評価
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4−8
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8-12
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補液治療、1h後再評価
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フロセミド投与, 4h後再評価
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<4
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<8
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補液治療、1h後再評価
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介入なし, 4h後再評価
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CVPを基本的な指標とし、CVP<4cmH2Oと尿量≥0.5mL/kg/Lを維持する。
昇圧剤無しで、平均動脈圧を60mmHg以上で維持できていることが前提。
このFACTT Liteに対して、NEJM 2006のConservative protocolをFACTT Conservative, Liberal protocolをFACTT Liberalと呼ぶ。
ICUにおけるARDS患者を対象としたRetrospective study.
FACCT Conservative 503例, Liberal 497例, Lite 1124例で補液量, 予後を比較
FACCT Conservative 503例, Liberal 497例, Lite 1124例で補液量, 予後を比較
Crit Care Med. 2015 Feb;43(2):288-295.
補液量, フロセミドの使用量は
FACCT Liberal > Lite > Conservativeの順番.
臨床的アウトカム
挿管フリー期間, 死亡率, AKIすべてLiteとConservativeで同等
ショック合併はLiteで少なく, LiteとLiberalで同じくらい.
ショック合併はLiteで少なく, LiteとLiberalで同じくらい.
Retrospective studyの結果に過ぎませんが、一番無難なマネージメント方法かもしれません。
ICU管理は単純に考えるのが好みです。