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2017年11月17日金曜日

片頭痛に対するノバミン

片頭痛の頭痛治療に制吐剤が有用.
以前ブログでもプリンペランの効果は良いと書いた

片頭痛にプリンペラン


2017年のNEJMのレビューでも制吐剤というカテゴリーがある
(下から3行目)
(N Engl J Med 2017;377:553-61.)

片頭痛患者におけるProchlorperazine(ノバミン®)とオピオイドであるHydromorphoneの効果を比較したDB-RCT
(Neurology® 2017;89:2075–2082)

ニューヨークの2箇所のERにおいて片頭痛で受診した127例を対象
・患者は21歳以上でICHD3βの片頭痛の基準を満たす中等度~重度の頭痛でERを受診した群
・他の疾患が疑われる場合, 発熱(+), 頭部画像評価が必要と考えられた症例などは除外.
 また1ヶ月以内にオピオイドを使用した症例, 薬剤アレルギーも除外

Hydromorphone 1mg vs Prochlorperazine 10mg + Diphenhydramine 25mg投与群に割付け, 頭痛の改善を比較. 薬剤は5分かけてIV投与.
・1時間後に効果不十分の場合は再投与(Diphenhydramineを除く)
・Diphenhydramineはアカシジア予防目的に使用.
頭痛の改善は2h以内に頭痛が軽度~消失し, その後48時間レスキュー治療が不要であることで定義.
 頭痛の強度はPain scale 0-3点で評価. 中等度は2, 重度が3点.

母集団

アウトカム
薬剤を1回のみ投与し, その後48時間頭痛が消失~軽度となった症例は, Prochlorperazine群で60%, Hydromorphone群で31%
 AD 28%[12-45], NNT 4[2-9]と有意にProchlorperazine群で良好.
 また, 1-2回投与後の頭痛改善は60% vs 41%, AD 19%[2-36], NNT 6[3-52]Prochlorperazine群で良好となる
・Prochlorperazine群では2回目の投与が必要となることが少ない.

・48時間後の評価では, 機能障害, 薬剤再投与, Restlessness, Drowsyのリスクは両者で変わらない.


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