(Clinical Infectious Diseases® 2019;69(3):414–20)
成人例の単一の腸内細菌(GNR)菌血症で>48h入院した患者群を後ろ向きに評価したCohort study.
・抗緑膿菌作用を有するβラクタム系抗菌薬(APBL)から, 48h以内にDe-escalationを行う群と, 48hを超えて継続する群で90日以内のCDI発症リスクの関連を評価した.
APBL: PIPC/TAZ, Ceftazidime, Cefepime, Imipenem-cilastatin, Meropenem, Aztreonam
・48h以内に退院, 転院, 死亡例や1年以内のCDI既往, 24h以内のCDI発症例は除外.
2011-2015年に入院した上記患者は808例.
・このうち414例が>48h APBLを継続, 394例が≤48h継続群.
(Empirical Abxは血液培養が判明する初期48h以内に使用した薬剤
Primary definitive Abxは48h以降に最も長期間使用した薬剤)
・3ヶ月以内のAbx使用例は>48h群で有意に多い
>48h継続する傾向に関連する因子
アウトカム
・48h以内のDe-escalationは有意にCDIリスクを低下させる
・APBLの継続はESRDと同等のリスク因子.