(CMAJ 1971;105:811-5)
誤診断の内訳
誤診断
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例(88)
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(%)
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心筋梗塞
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17
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19%
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尿管結石
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16
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18%
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未診断の腹痛
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14
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15%
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憩室炎
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9
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10%
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小腸閉塞
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5
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5.6%
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消化管潰瘍穿孔
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4
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4.5%
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腸管膜動脈塞栓
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2
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2.2%
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その他
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21
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24%
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疼痛の部位, 放散痛の頻度
腹部大動脈瘤破裂の誤診断を評価したメタ
(J ENDOVASC THER 2014;21:568–575 )
古い報告が大半. ここ30年近く報告はない.
誤診率は42%[29-55]
症状の頻度との誤診の内訳
・やはり多いのは腎疝痛とMI.
診断がつかなかった場合も多い.
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メタとはいえ20-30年前の報告であり, 現在のようにCTやUSへのアクセスが簡便な場合はさらに誤診率は低いであろう.
でも疑わないと診断はできないのは確かなので, やはり腎疝痛を疑った場合はエコーで腹部大動脈はちらっと見ておくことは重要.