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2019年9月4日水曜日

N95マスクはウイルス性呼吸器感染症リスクを低下させない

インフルシーズンにおけるERでのN95マスクの着用は, 医療マスクと比較して感染リスクを低下させない, というRCTが2009年にでている(JAMA 2009;302:1865-71)

今現在, インフルを予防するために外来でN95マスクをつけている施設は無いと思われる(自分の知る限りは)が, 新たなCluster-RCTが発表

(JAMA. 2019;322(9):824-833. )
ResPECT: 多施設の外来におけるCluster-RCT.
ウイルス性呼吸器感染症がピークとなる時期において医療従事者がN95マスクを使用する群, 通常のマスクを使用する群に割り付け, 上気道感染症, インフルエンザ感染症リスクを比較した.
・対象者は成人の施設勤務者で, 普段患者の1.83m以内に近く立場の者.
 フルタイム勤務で, 仕事時間の75%以上をその施設で過ごす者.
・2011-2015年の間に評価され, 各年N95マスク, 医療マスク群に割り付けされる.
・N95マスクは189施設, 1993,
 通常のマスクは191施設, 2058名で評価.
検査で証明されたインフルエンザ感染症呼吸器感染症リスクを両群で比較した.
呼吸器感染症の定義は1つ以上の所見(sign)2つ以上の症状(symptom)新規に出現することで定義

母集団

アウトカム

・インフルエンザ感染症, 呼吸器感染症リスクは両群で有意差なし.

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N95の使用はウイルス性呼吸器感染症感染リスクを軽減しない.
インフルシーズンや冬の呼吸器感染症増加シーズンでの医療者の使用は推奨されるものではない.

というか, 普通使ってませんよね? ですよね?

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