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2017年7月21日金曜日

手術部位感染症予防の抗菌薬はどのタイミングで投与するか

手術部感染: SSI
SSIは院内感染症の21.8%を占め, 予後の増悪, 入院期間の増加や医療コスト増大につながる
術前に抗生剤の予防投与を行うことで, 感染リスク軽減効果があるが具体的にどのタイミングで投与するかは議論があるところ.
術前60-120分以内に投与すべきとの推奨が多い.

SSIの予防的抗生剤投与のタイミングと感染リスクを評価した14 trialsMeta-analysis. N=54552.
(Medicine (2017) 96:29(e6903))
・RCTはなく, Observational studyのみ.

アウトカム:
術開始後投与 vs 術前投与: OR 1.89[1.05-3.40], NNT 40
・術前>120min投与 vs 術前<120min投与: OR 5.26[3.29-8.39], NNT 4
術前 60-120min投与 vs 術前 0-60min投与: OR 1.22[0.92-1.61]
術前 30-60min投与 vs 術前 0-30min投与: OR 1.07[0.53-2.17]

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予防的抗菌薬投与は術前 120分以内に投与するのがベスト.
内科医, 救急医としてはERに来た緊急手術が必要な患者で, 救急室で投与開始しておくことが優しさか. 理解してくれないかもしれないけども.

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