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2016年5月6日金曜日

巨細胞性動脈炎(GCA)に対するトリシズマブ(アクテムラ®)

新規発症, 再燃例のGCA 30例において, Tocilizumab(8mg/kg) 4wk毎投与, 52wk継続群 vs Placebo群に割り付け比較したRCT (Phase 2)
(Lancet 2016; 387: 1921–27)
・患者は50歳以上でACRの1990年の診断基準を満たす群
・両群ともPSLを併用 (PSL 1mg/kg/dより開始し, 通常通りTapering) 
 8週までは0.1mg/kg/週で減量, その後0.05mg/kg/週で減量し, 12週で0.1mg/kg/dまで減量. 以後は1mg/月で減量する.
・アウトカムは12wk以内の寛解率(PSL 0.1mg/kg/dまで減量できた患者で定義)

Tocilizumab + PSL群は20例(うち16例が新規発症)
 Placebo + PSL群は10例(うち7例が新規発症)

母集団データ

アウトカム:
CRは有意にTocilizumab群で良好.
・Tocilizumab群では8割がPSLを終了可能. 一方でPSL単独群では2割のみ

・Tocilizumab終了後は再燃リスクは上昇.

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現時点ではGCAの治療はPSLが基本で, MTXの併用で再燃リスクを軽減可能、という認識.
bDMARDとくにインフリキシマブは "no benefit"とされている.
今後は他のbDMARDの選択肢がでてくるのかもしれない(トシリズマブはIL-6モノクローナル抗体)

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