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2022年3月24日木曜日

クリプトコッカス髄膜炎に対するLiposomal AmpBの1回投与+α vs WHO標準治療の比較

 (N Engl J Med 2022;386:1109-20.
DOI: 10.1056/NEJMoa2111904)

アフリカ5カ国におけるPhase 3 study(非劣性試験).


HIV陽性のクリプトコッカス髄膜炎患者を対象とし,

・Liposomal AmpB 10mg/kgをDay 1に1回投与
+ Flucytosine 100mg/kg/d, Fluconazole 1200mg/dを14日間投与群


・vs. WHO推奨治療(Amp B 1mg/kg/d + Flucytosine 100mg/kg/dを7日間, その後 Fluconazole 1200mg/dを7日間継続)群に割り付け, 予後を比較.

・患者は成人例, HIV陽性の初回クリプトコッカス髄膜炎患者で, 


 授乳婦や妊婦, ALT ≥200IU/mL, Leu <500/µL, PLT <50000/µLは除外.


母集団


アウトカム

・10wkにおける死亡リスクや真菌減少率は非劣性.



21日以内の副作用
・G 3-4の副作用は
有意に介入群で低い
・腎障害リスクや
貧血リスクは低い結果