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2021年4月9日金曜日

本の感想: 免疫関連有害事象 irAEマネジメント 膠原病科医の視点から

 献本御礼


免疫関連有害事象 irAEマネジメント
膠原病科医の視点から
峯村信嘉先生


irAEは免疫チェックポイント阻害薬(ICI)に関連して生じる自己免疫性の障害であり, 出現頻度は多く, そして様々な臓器に障害を及ぼします.
このブログでもいくつか論文を紹介しています

ICIが様々な悪性腫瘍に効果が認められ, 適応も拡大され, 使用頻度もあがり,
それに伴いirAEの報告も増え, ここ数年間、夥しい数の論文が出版されています.

正直追いつかないくらいの情報量です.

この本を開いて、最初に驚いたのはその情報量でした.
実に多くの, そして最新の論文まで紹介されている.
これは今から, これからirAEに取り組む医師にとっても, 今まで対応しており, 現在の知識をアップデートしたい医師にとっても, 非常に助かります.

また, 総論から各臓器障害への対応までしっかりと, 細かく記載されており, 
実臨床でもこの本を片手にirAEに立ち向かうことができます.

これからもirAEについては急速に情報が増えてくると思われますが, 是非アップデートしてほしいと思いました.