BEAM trial: (JAMA. 2018;319(21):2179-2189. )
ERにおいて喉頭展開を行い, 気管挿管が行われる患者を対象とし,
ERで挿管する際にブジーを用いて行う群 vs. 通常のスタイレット付きチューブを用いる群に割付け, 挿管成功率を評価.
評価は挿管困難要素+群で施行した.
・喉頭展開は喉頭鏡, ビデオ喉頭鏡双方使用しても良い
・挿管困難要素は以下:
喉頭展開時に体液が多く見にくい,
気道閉塞・浮腫,
肥満,
短頸,
小顎,
巨舌,
顔面外傷,
頸椎固定が必要な患者
・これら評価は主治医の主観により評価
・妊婦や喉頭の異常が分かっている患者(腫瘍など)は除外
母集団. N=757, このうち挿管困難要素+は380例
・口腔内体液, 肥満, 頸椎固定が特に多い
挿管プロセスの比較
アウトカム
・挿管困難要素+群において, 挿管成功率は有意にブジー群で良好. 14%上昇する
1回目で成功する可能性も高い
・特に頸椎固定や肥満患者での成功率が顕著に上昇
・ビデオ喉頭鏡(C-MAC)使用群でもブジーを用いた方が成功率は高い
・Cormack-Lehane view別では, Grade 2-3では有意にブジーで良好。Grade 4はNが少なく評価できない. Grade 1は双方とも成功率が高い.
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救急Settingでの挿管ではブジーがいつでも使えるようにしておいた方が良いかも.
特に外傷.