ページ

2017年1月6日金曜日

IVビスフォスフォネートによる顎骨壊死の頻度, リスク因子

(Mayo Clin Proc. 2017;92(1):106-113)より
2008-2013年にIV Bisphosphonateを使用した65歳以上の患者を対象とした後ろ向き解析.
・腫瘍(+)群 11098例, 腫瘍(-)群 18361例, 対照群として経口Bisphosphonate使用群 6880例を評価し, ONJ発症率, 発症リスクを評価した.
・使用薬剤はの85-87%がZoledronic acidを使用.

アウトカム
ONJ(疑い含む)の発症率は
・最大6年間のフォロー期間において, 腫瘍(+)群で0.42%, 腫瘍(-)群で0.05%
・6年間の予測発症率は
 腫瘍(+)でZoledronic acid使用群では0.61%[0.31-1.23]
 腫瘍(-)でZoledronic acid使用群では0.08%[0.04-0.18]となる.

リスク因子は悪性腫瘍のみ.
投与回数や性別はリスクにならない結果.