LDL<130mg/dL, 高感度CRP≥2mg/L, 心血管イベントの既往(-)の17802名のDB-RCT
患者群は男性≥50歳, 女性≥60歳.
Rosuvastatin(クレストール) 20mg/d vs Placeboに割り付け, 心血管イベントリスクを評価.
1.9年間フォローでのアウトカムは, (NEJM 2008;359:2195-207)
Outcome
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Rosuvastatin
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Placebo
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HR
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NNT
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Primary End point
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0.77
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1.36
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0.56[0.46-0.69]
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167
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全MI
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0.17
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0.37
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0.46[0.30-0.70]
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500
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全Stroke
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0.18
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0.34
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0.52[0.34-0.79]
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625
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Arterial Revascularization
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0.38
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0.71
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0.54[0.41-0.72]
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303
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UAPによる入院
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0.09
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0.14
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0.59[0.32-1.10]
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全死亡
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1.00
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1.25
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0.80[0.67-0.97]
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400
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心血管イベント, Stroke, 再灌流療法, 心血管死亡は有意にRosuvastatin群で低下.
また, 副作用としては血糖コントロールが悪化することが多くなる.
このJUPITER studyを, 以下の群別に解析したStudy(5年後フォロー) (Lancet 2012;380:565-71)
メタボリック症候群, 耐糖能障害, BMI≥30, HbA1c>6%のいずれかを満たす群が11508名.
リスクファクターを認めない群が6095例. それぞれの群でアウトカムを評価.
上記リスクがある患者群では, 134例の心血管イベントを減少させる一方で54例の新規糖尿病の発症が増加するという計算. リスク(-)群では糖尿病のリスクとはならない.
Risk-benefitを考慮するとそれでもスタチンと投与したときの利点が大きいが, 知っておいた方がよいであろう事項。