18歳以上の持続性Af患者で, 待機的なCardioversionを施行し, 除細動成功した635名のOpen-label RCT.
全例で除細動48時間前からフレカイニド100mg 1日2回で開始, 3回まで増量可.
その後除細動し, 除細動後に
Placebo vs フレカイニド4週間投与 vs フレカイニド6ヶ月投与群に割り付け, 6ヶ月フォローし, 死亡, 持続性Af再発率を評価.
アウトカム;
最初の4週間での評価において, Placeboよりもフレカイニド投与群の方が持続性Af再発率が有意に低くなったため, この時点でPlaceboへの割り付けは終了となった. 以後, フレカイニド4週間, 6ヶ月群のみへ割り付けられ, Studyは継続された.
(70.2%[63.0-77.3] vs 52.5%[41.4-63.6], p=0.0160)
持続性Afの再発率は,
4週間投与群で46%, 6ヶ月投与群で39%. (下図)
上がPer-protocol population, 下がITT解析.
双方でフレカイニド4週間 vs 6ヶ月で有意差は無し(p=0.208, p=0.107)
また, 死亡例は両群で1例もなし.
最初の1ヶ月に再発, 死亡した例を除いた残りの群での1ヶ月移行の評価
これでは6ヶ月投与群の方が有意に持続性Afの再発率は低くなる
(HR0.31[0.18-0.56], Difference 14.3%[5.1-23.6])
QOLは有意差無し.
心房のAction potentialは洞調律化してから2-4wkで
正常化するため, その間の抗不整脈薬が推奨されている.
投与期間は長い方が良好だが,
4wkのみの投与でも殆どのAfを予防することは可能.
正常化するため, その間の抗不整脈薬が推奨されている.
投与期間は長い方が良好だが,
4wkのみの投与でも殆どのAfを予防することは可能.