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2021年9月2日木曜日

COVID-19 PCRの検体別の感度, 特異度を評価したMeta-anlaysis

 (Lancet Infect Dis 2021; 21: 1233–45)

鼻咽腔スワブと, 他の呼吸器検体の双方でPCRを評価し,
検体間の感度/特異度を評価したStudiesのMeta-analaysis

鼻咽腔スワブPCRをReference standardとした時の他部位の検体PCRの感度/特異度を評価.

・23 studies, N= 7973, 16762検体を評価


 鼻咽喉スワブが7973件, 鼻腔スワブが1622件,


 唾液が6110件, 喉腔スワブが338件, 
鼻腔+喉腔Poolが719件.


アウトカム:

検体

感度

特異度

鼻腔+喉腔プール

97%[93-100]

99%[98-100]

唾液

85%[75-93]

99%[98-99]

鼻腔スワブ

86%[77-93]

99%[96-100]

喉腔スワブ

68%[35-94]

97%[95-99]


・唾液や鼻腔, 喉のみのスワブは感度は低下してしまう.
 鼻腔+喉双方を混合して評価したものは感度は良好.

・また, 医療従事者採取, 自己採取別に比較しても, 感度, 特異度は変わらない.

検体

感度

特異度

鼻腔+喉腔, 医療従事者採取

97%[83-100]

98%[96-100]

鼻腔+喉腔, 自己採取

97%[92-99]

100%[99-100]

鼻腔スワブ, 医療従事者採取

85%[79-91]

100%[100-100]

鼻腔スワブ, 自己採取

85%[69-96]

98%[92-100]


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・唾液PCRの感度は下がってしまうので注意ですね.