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2019年4月18日木曜日

Af + ACS, PCI後の抗凝固療法+抗血小板療法は?

AUGUSTUS trial: Af患者でACSを併発, もしくはPCIを施行され, P2Y12阻害薬を使用する予定の患者を対象とした2x2 factorial design RCT.
(N Engl J Med. 2019 Apr 18;380(16):1509-1524.)
・患者は以下を満たす群を対象:
 18歳以上, Af患者で抗凝固療法の適応となる群, 最近のACS, PCI歴があり, P2Y12阻害薬を6ヶ月以上使用予定
・除外項目は, 他の理由で抗凝固療法の適応となる群, 重度の腎障害, CABG予定, 凝固障害, 活動性出血, 薬剤の禁忌に当てはまる患者

上記患者群を
 ワーファリン(INR 2.0-3.0) vs アピキサバン(2.5-5.0mg bid)
 アスピリン(81mg) vs Placebo にそれぞれ割り付け
 出血リスクや血栓症リスクを比較した.
  出血: 主要部位・臓器出血, Hb 2g/dL低下, MAP 2U以上の投与

母集団

アウトカム:

・塞栓・虚血リスクは両群で同等
出血リスクは
 アピキサバン<ワーファリン
 アスピリン併用 > P2Y12阻害薬単独

・もっとも出血リスクが低いのはアピキサバン+P2Y12阻害薬のみの使用群.
 ワーファリンやアスピリンの併用は出血リスクをあげる

詳細なアウトカム


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Afで抗凝固療法適応があり, さらにACSやPCI後で抗血小板療法が必要な場合は,
抗凝固療法は可能ならばDOACとし, 
抗血小板薬はDAPTではなくP2Y12阻害薬のみとした方が出血リスクは低い.
虚血リスクは変わらない結果